20代といえば、社会に出て働きはじめ。
給料でもアルバイトの倍近くももらえるようになり、ボーナスの額にもびっくりするのではないでしょうか。
すると、気持ちも大きくなりついつい使いすぎてしまうこともしばしば。
自分で稼いだお金を好きなように使える楽しみもまさに経験しているところと思います。
しかし、このサイトに訪れていただいているということは、
日々の生活の中で少なからずお金・貯金への不安を抱いているのかもしれません。
20代はやりたいことも多く、少ない給料の中からどのようにお金を貯めていけばよいの?
20代にしておきたい貴重な経験は数多くあり、貯金のためにすべて制限することはおススメしません。
今後の人生観や夢、将来のつながりなどはこのような経験から得ることが多く、将来をつまらないものにしてしまう恐れがあるからです。
大切な経験を少しでも多くしながら無理せずお金を貯める癖
そんな方法をご紹介していきます。
見出しで拾い読みする?
20代の平均貯金額っていくら?
平成21年度 全国30歳未満の統計データになります。
通貨性預貯金(※1) | 定期性預貯金 | 生命保険など | 有価証券 | その他 | 貯蓄現在高 | |
男 | 96万8千 | 36万3千 | 6万6千 | 10万4千 | 2万5千 | 152万5千 |
女 | 86万9千 | 82万8千 | 6万1千 | 17万5千 | 6万6千 | 199万8千 |
(※1)自由に出し入れ可能なもの(普通預金)
貯金残高は女性で199万、男性で152万円
こちらであげた数値はあくまで平均数値になります。
貯金額の高さに驚いた方もいるかもしれませんね。
でも、この中で貯金がない方はどの程度いるのでしょうか?
金融広報中央員会の平成28年度調査によると
20代で貯金をしている人の割合は54.7%で、貯金のない人は45.3%
年収300万円以内では金融資産保有額も100万円未満の割合が13.4%と一番多くなっています。
20代のお財布事情
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が、2015年10月2日~8日の7日間、20歳~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2015」を調査したデータがありましたのでご紹介致します。
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財布の中身、年齢×1,000円は過去の風習に?「2万円は大金過ぎて持ち歩きが不安」4割弱
ビンカンSTATION
普段の財布の金額は5000円以下の方が60%近くもいるようです。
皆さん結構しっかりしているように感じます。
また、リクナビが20代前半のビジネスパーソン436人を対象に、『貯金についてのアンケート』を実施ししました。
毎月の貯金額はいくらかを伺ったアンケートのようです。
また、「3万円~5万円未満」が23.5%、「5万円~10万円未満」も19.6%と、2ケタの割合を占めました。毎月の貯金額は各自の月収によるところも大きいと考えられますが、多くの方が『自分なりのある程度の額』を『毎月(つまり定期的に)』貯金しており、かなり堅実。自動的に一定額が積み立てられる、定期預金などを活用している方もいるようです。リクナビ Q3で毎月の貯金額
毎月3万円とはかなり優秀な数字ではないでしょうか?
約3年程で100万円を貯める事ができます。
平均貯金額程度までは貯金を作りたいところですが、ハードルが高くモチベーションが持てない方は
100万円以上の通貨性預貯金があれば安心といわれていますのでまずは100万円を目指しましょう。
まずは、家計の見直しから
貯金ができていない方は、家計の見直しをされない方、また苦手な方が多いように感じます。
家計簿など完璧主義になってしまうとすぐに続かなくなってしまい意味がありません。
10円単位まで細かくつけなくても家計簿の役目は十分果たせますので安心してください。
家計簿での管理も毎月続けていければ一番良いですが、1年に一回でも構わないと思います。
貯金を始めることが第一目標! 家計簿の利用はまずは最初だけ1回利用してみませんか?
家計簿見直しは簡単に以下の4項目で分類します。
- 固定費(家賃・交通費・通信費・光熱費)
- 可処分(食費・娯楽・生活用品)
- 貯金(保険料・貯金)
- 投資(習い事など自己投資も含む)
固定費は44%
家計バランスの理想は手取りの44%~50%程度に抑えることです。
家賃は手取りの1/3に抑えるのが良いといわれていますが、交通費などのバランスを考えて選ぶ必要があります。
また、安いからと通勤にストレスを抱える距離や通勤時間の無駄も考慮することが必要です。
可処分は30%
食費を含んで30%となります。
娯楽などもこちらに含まれるので無駄使いが多いと収まりません。
食費と生活費、各おこずかいを合わせて30%なので人によってはかなりシビアかもしれません。
投資に10%
投資といっても株式などに限らず、自己投資も含みます。
セミナー・書籍や食事会や英会話などしっかりと20代のうちから見識を広げたり、人間関係を作りましょう。
また、洋服代も自己投資と考えて入れてしまうのもあり。
その際は少し良い品を購入すると、その品に見合った人間に成長するといわれています。
あくまで投資区分なので、安物買いの銭失いはしないように。
貯金に15%
貯金を手取りの10~15%が回せると理想です。
こちらの記事をご覧いただいている方はこの部分を目標数値に近づける必要があります。
現在できているよという方はそのまま続けてください。
しっかりとした資産形成ができると思いますので頑張ってください。
まだの方はこれからこの貯金区分をしっかりと作ることになります。
後ほどご紹介する方法を試してみてください。
家計をすべての項目に割り振ることはできましたか?
理想の%よりオーバーしている項目がきっと出てきていると思います。
オーバーした分でどこを無理なく削ることができるのか? 家計簿をつける一番のメリットはここです。
5000円/月?
10000円/月?
30000円/月?
現在は0でもまずは5000円からでもはじめてみてください。
100万円を貯めたいと目標を決めた場合は何年で達成できるでしょうか?
自分にあった貯金方法を見つけましょう!
20代でお金を貯めるコツは、お金を増やす順番を間違わないことにあります。
また、合わない貯金方法はストレスを招くだけなので他の方法を考えましょう。
20代の貯金方法は様々あります。
もちろん、20代だけでなくすべての方に有効ですが、金額の縛りがなく簡単にはじめられるものをご紹介します。
ネット銀行に預ける
銀行にお金を預ける場合は定期預金も選択肢の1つとなります。
しかしながら、定期預金1つ見ても金利やサービスは様々で金利差でも最大30倍にもなります。
定期にも1年、3年、5年など期間が選べますが、インフレのリスクに負けない1年定期をおススメ致します。
ネット銀行とは、対面の店舗を持たず、インターネット上での取引を中心として営業している銀行のことを言います。
店舗を持たず、インターネットでの取引を中心としている銀行なので、ネット銀行になります。店舗を持たないため、振込やATMの手数料などを安くご提供しています。また、好金利での預金をご提供しています。ネット銀行とは?
100万円の1年定期預金で見た場合は、一般的な大手の銀行でおよそ0.01%、ネット銀行では0.2%にもなります。
(2017/3/1時点での情報)
また、ネット銀行は金利だけでは無く、定期預金を預けるだけで宝くじが貰える銀行もあります。
金利が低い分、もしかしたら当選で億万長者になれるかもしれません。
上記のようなメリット以外にも、
ネット銀行ではATM引き出し手数料を無料にしている所も多く、
一般的な銀行より、コンビニなどでお金を引き出している方には相当な節約が見込めます。
先取り貯金(積立貯金)
給料が振り込まれたら直ぐに手の付けられない場所に資金が移動する事で、効率良く貯める事ができます。
財形貯金
「財形貯金」とは勤労者財産形成貯蓄制度の事を言います。
勤め先が金融機関と提携して、給料やボーナスから天引きでお金を貯める制度になります。
対象は制度を導入している会社員、公務員、契約社員、パートさん。
残念ながら対象外になるのは会社役員、自営業者です。
積立預金
預け入れの銀行で積立預金を設定していれば、自動的に一定額が定期預金に回されます。
引かれた分は定期預金になるので、簡単に引き出せなくなり浪費の抑止になります。
自身で解除を行わない限りずっと貯め続ける事ができるので、
気づいたらすごく溜まっているかもしれません。
積立預金の設定をしたら貯金をしている事を忘れましょう。笑
高還元率クレジットカードの利用
現在、クレジットカードではポイント合戦が起こっています。
高ポイント還元率(通常1%以上)のクレカも数多くあり、お金を使うだけでポイントが貯まります。
その、溜まったポイントは買い物や現金値引きに利用できるので、そのポイントで浮いたお金を貯金に回せます。
現金払いは支出を管理する上では非常に良いのですが、ポイント還元のメリットを逃しています。
しかしながら、クレジットカードは賢く利用しないと際限なくお金を使ってしまう恐れがあります。
自分の支出入を管理できる意志のある方はぜひ利用してみてください。
クレジットカードを持つと利用過ぎるのではないかと思ってなかなか踏み出せないあなたへ
そんなあなたにはデビットカードをおススメ致します。
デビットカードでお買い物すると銀行残高分のみしかお買い物できないので、使いすぎる心配は一切ありません。
また、デビットカード利用により1%の高いポイントが貯まるカードも登場しています。
【デビットカードの賢い利用準備と手順】
1,給料受取口座とは別に銀行口座を開設(ネット銀行がおススメ)
2,開設した口座はおこずかい口座とします。
3,毎月給料から一定額をおこずかいとしておこずかい口座に入金
4,デビットカードの契約(高還元率デビットカードがおススメ)
4,デビットカードの引き落とし口座をお小遣い口座に設定
5,通常クレジット支払いのようにデビットカードを利用
公社債の活用(個人向け国債など)
国債のメリットは株式などと違い、債券の信用保証は日本国になるところです。
株式や社債はリターンが大きい分、信用リスクを常にチェックする必要があり、勉強も必要になります。
その点、日本の信用リスクは決して楽観視は出来ませんが、他の企業債などよりもリスクは低いと考えられます。
また、1万円からはじめられる事もメリット
金利は下限0.05%と決められているので0.05%の金利は確保出来ます。
注意しなければならないところは個人向け国債の中途解約にはペナルティーがあるということを覚えておきましょう。
今後利用する予定がある場合は3年・5年・10年など期間をしっかり見て購入してください。
デパートなどの積み立てサービス
大手百貨店やデパートには独自の積立のサービスがあります。
しかも、非常に高金利になりますので、デパートを利用する方は是非一度検討の余地があります。
マイナス金利の影響で各預金金利などの金利上昇が見込まない中、注目を浴びているサービスになります。
三越、伊勢丹、大丸などその百貨店により金利やサービスは様々ですが
毎月一定の金額を積み立てると1年後の満期(半年満期商品もあります)に、積み立て額の1か月分をボーナスとして上乗せした金額の商品券(またはプリペイドカード)が受取れるサービスになります。
毎月1万円を1年間積立る(年間12万円)ことで13万円の商品券が帰ってきます。
金利にするとかなりの高金利になりますが、現金では無くあくまで商品券なので、デパート利用の多い方はお得なので是非活用してください。
保険で貯金
生命保険でも貯蓄になる貯蓄型保険というものがあります。
メリットとしては大きく3つ
- 保険と貯蓄を同時に行えること
- 銀行定期預金よりも戻り率が良いこと
- クレジットカード支払いが可能でポイントも貯める事ができること
デメリットは3つ
- 保険料が掛け捨てにくらべて高いこと
- 期間中に解約すると戻り率が100%を下回る場合があること
- インフレリスクがあること
貯蓄型保険は学資保険、終身保険、年金保険、養老保険があります。
他の貯蓄方法よりも長期の計画の上で利用する必要がありますので、ご注意ください。
小銭貯金(貯金箱貯金)
すぐに簡単にはじめられる貯金方法になります。
簡単ですが、以外にもバカにできない貯金方法で100万円以上をコツコツと貯める強者もいます。
大きなメリットは3つ
・ハードルが低く始めやすい
・達成感が得られる
・複数人で一緒にできる
財布の小銭を毎日貯金箱へ入れるだけで気づいた時には….
おつり投資
小銭貯金をさらに手軽に、たまった小銭で資産運用も行ってくれる優れたサービス。
毎月のおつりを特別な知識なく、簡単に増やすことができます。
おまかせ資産運用
1万円から始められるおまかせで資産運用
お金を貯める習慣は、20代のうちにつけた方がよい
20代は収入が少なく、思ったようにお金が貯まらないかもしれません。
しかし、お金を貯める習慣を付ける良い機会です。
その理由は、誰にも干渉されず、自由に自分のお金・行動などをコントロールできる時期だからです。
20代後半~30歳になると結婚をし、家族を持ち、子育てにお金が掛ったり、支出は増えていきます。
会社の後輩とご飯に行き、奢らないといけない回数も増えます。
その時になってお金のやりくりをしようと思いたってもうまく出来ないものです。
お金を貯める習慣は若い時からの日々の積み重ねにより身についていきます。
運動や勉強と一緒で継続していけば必ずできるようになるのでしっかり身につけましょう。
20代からコツコツ貯金を始めよう!
20代は一生に一度きりしかありません。
遊びも全力で取り組むべき時期でもあり、ついでに散財による支出の痛みも経験してみてもよいのでは。
自分で苦労して稼いだお金を考えて使う事を身をもって経験できると思います。
この時の貴重な経験・人脈は後の人生を大きく左右することになることも多いです。
今回ご紹介した貯金方法は無理なく低予算ではじめる事ができるものばかり。
ぜひ、遊びと貯金を全力で20代を過ごしてください。
もし、20代のうちに収入を増やしたいと思っているあなたはコチラの記事を参考にしてみてください。
いろいろな収入方法を記事にしてみました。